Memo

point  小ネタ(ダスター×クマトラ?)
2006年06月08日(Thu)20:35 point MOTHER3
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多分ほのぼのですが、基本はやはりダスクマなのでご注意ください。
前半シリアス(?)、後半ギャグ。(リュカ壊れ)

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チュピチュピョイ神殿にて
クマトラが、イオニアの消えた空間をじっと見つめている。
その、普段より小さな後ろ姿を同じく見つめるリュカ、ダスター、ボニー。
「寂しい、っていうのかな。こういうの。何かヘンな感じだ」クマトラがぽつりと呟く。
「家族がいなくなったんだから、そう思うのは当たり前だろう。別におかしなことじゃない」
「家族……」その言葉に思う所があったのか、リュカは伏し目がちになる。ボニーが心配そうに見上げている。
「クマトラ」ダスターが彼女の名前を呼ぶ。二人の視線が交わった。

「俺と家族になろう」

「ええーー!」なぜか大声を上げたのはリュカだった。
クマトラは大きな目を更に見開き、ダスターを凝視している。何かを言いかけては口をつぐむ、ということを数度繰り返した後、
「……いいのか?」自信がなさそうに、体の前で指を組み合わせ、おずおずとダスターの様子を伺う。いつもの勝ち気な様子は影を潜め、幼い子供のようだった。
「ああ」目を細め、ダスターは優しい表情を浮かべている。
「ぼ、ぼく、ここにいない方がいいよね?」それとは対照的に、急にそわそわしだすリュカ。
「リュカ、どうしたんだ」「一人で行動するのは危険だぞ」当事者である二人は、もういつもと変わらない。
「だって今のって、プップップロ……」「――『プロ』? プロ野球か? 選手になりたいのか」ダスターが不思議そうに尋ね返す。「違うよ、もう! そんな話するわけないだろ! ……クマトラ!」
リュカが鬼気迫る表情でクマトラの方を見る――いや、睨む、の方が近いかもしれない――勢いに押され、たじろぐクマトラ。
「な、なんだよ」
「今の言葉の意味わかってるの?」
「当たり前だ、家族になって一緒に暮らすってことだろ。あ、お前オレの事あほだと思ってるな?」リュカが派手に頭から転んだ。

「あああああもうこの大人たちは!」手を振り上げたり下ろしたり右へ左へ向き直ったり頭を抱えたり、とにかく忙しいリュカ。
「ていうかなんでぼくが一番ドーヨーしてんの? なんか違わない?」そんなリュカをやはりボニーが心配そうに見上げていた。
「ワウン……」(この二人は天然だから無理だよ、リュカ)

(収拾付かないので終わる)



すみません妄想なので流して下さい。
ここでのダスターが言った事には、クマトラが解釈したのと同じく「家族になる」以上の意味はなく、別にプロ……なんとかではありません。本当は「俺と(ウエスと三人で)家族になろう」てことなんですが、それだとちょっとあの、ダスクマ分が足りないので。そういうことです。
タネヒネリ辺りから、ダスターのクマトラに対する気持ちがちょっと変わった(正しくは追加された)んじゃないかと思います。「誰からも愛されない」っていうのを聞いてしまってから、気にかけてるんじゃないかなあと。
なにげに6/4の記事とリンクしていなくもない(どこが?)。


話ちょこちょこといじっちゃった。ダスターのボケ度が上がった。
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